有機化学 その3 マルコフニコフ則
さて、今回のテーマは
「マルコフニコフ則」についてです!
この法則を簡潔に説明すると
求電子剤は最も多くの水素が結合しているsp2炭素に結合する。
というものです。
ここで注意なのですが、
マルコフニコフ則が成り立つのは
求電子剤がプロトンであるときの付加反応に対してのみ有効である。
この法則を用いて考えられる生成物は
カルボカチオン中間体の考え方で得られる生成物と同じになるはずなので試してみてください。
このマルコフニコフ則の覚え方としては
「金持ちに金が集まる」ですかね
水素が多い炭素にさらに水素が結合していくという考え方と似ていませんか?
次の記事では
このマルコフニコフ則がこの使えない場合の1つである
「転移」について説明します。